今日、太田イオンで植松努さんの講演がありました。
何が縁で知ったか、よくわからないんだけど、
フェイスブックで友達がフォローしていて、そのフォローしている、いいねを押す記事を時々見ていた。
ホント、いいこと書くな、この人、と思って僕もフォローしだした。
そんなのがきっかけ。
何をしている人かというと、北海道のドが付く田舎でものづくりしている人。
炭鉱機械の修理から始めて、マグネットを作ったり、夢であった宇宙開発にも携わるすごい人。
そんなちょっと雲の上の人で、会ってみようとか、講演を聴きに行こうとかそんなこと思ってなかった。
そんな人が、えっ?群馬に来るの??まじ?www
知ったのは2日前くらいでしたとさw
第64回関東地区大会群馬太田大会
「どうせ無理」をなくし、夢をあきらめないことの大切さを伝えている、植松さん。
そういう風に考えるに至った経緯も教えてくれた。
僕が思うところをいくつか書いていこう。
1.「楽(らく)」と「楽しい」は反対
勉強していい会社に入りなさい。
僕はそう言われたという記憶はないけど、世間一般にはそういう考えがあるよね。
大企業に入れば安定する。
でも、いい会社って何?安定って何?
植松さんは、いい会社に入れば楽ができる、と教わったらしい。
でも、楽な仕事でも、楽しくなければ苦しいんです。って。
その通りだわ。ホント。
同じ漢字なのにまったく逆だよね。
苦しいからこそ、苦労するからこそ、達成したとき、成功したときは、うれしいし
その過程はつらいかもしれないけど、好きなことをするのは楽しいんだと思う。
そんな基本的なことすら忘れている自分がいた。
2.人を頼るとできないことができる
しっかりやる、ちゃんとやる、弱みを見せない
そんな風に考えていると何もできなくなってしまう、って。
なら、人を頼ろうよ、頼ったらできないこともできるようになるかもしれないよ、って。
相談するってことが何より大切なんだと思う。
頼りっぱなしはダメだし、頼るっていうのがどういうことか、少し難しいと感じることも多いけど
アドバイスを求めたり、考えを聞いてもらったりするのはいいよね。
3.相談する相手は選ぶこと
やったことない人に相談すると、できない理由を教えてくれる。
逆にやったことがある人に相談すれば、アドバイスがもらえる。
アドバイスの”アド”はadd、加えるってこと。
これにはやっぱり人脈を大事にしないとできないことかな。
この人に相談すると、自分ではわからないことは他の人を紹介してもらう、とか
そういう風にして出会いは広がっていくじゃん。
いいアドバイスはいい出会いから。そんな気がする。
4.興味と好奇心
大人になると、これはなんとなく少なくなっていくように思う。
どうでもいい、無関心。
そうじゃなくていろんなことに興味をもって調べたり、好奇心を忘れないようにしたい。
そこから夢を見つけていくのがいいんじゃないかと思う。
5.考える人になる
昨今のロボット開発は目を見張るものがある。
単純作業はすべてロボットがやれるようになる。
そうしたときに単純労働はこの世からなくなるんじゃないか。
そうなれば、人間の仕事は瞬く間になくなるんじゃないか。
僕もそういう見解を少なからず持っている。
だからこそ、自分で考える人に成りたいと思う。
6.自分の夢を語る
これはあれだ。相談する、って言うことだと思う。
最近、多くの豊富フレンズに悩みを聞いてもらってる。
語れるほどの夢はないけど、漠然とこのままの仕事が続けていけるかという悩みとか
アトピーを持っていることによる不安もあって、そういうことを話せる友達がたくさんいることに気づいた。
悩みじゃなくて夢を語りたいな。
7.中途半端でもいい
僕は中途半端はダメだと思っていた。
だって中途半端だよ?w
なにそれ、終わってないじゃん、達成できてないじゃん、結果出せてないじゃん、完成度低いじゃん
そんな思いがすぐ出てくる。
でも、植松さんは言った。
「何もしない、何もできないよりいい。」
そうか。そうだよな。
「ひとつの夢しかもっちゃだめ?そんなことない。たくさんの夢があっていい。」
いいのか。
「どれも中途半端でもいい。やらないよりいい。」
それを聞いて、ちょっとほっとした。
自分を少し許せる気がした。
8.人の役に立てるかどうか
マーケティングは大事だとおもうけど、売れるか売れないかを調査して
売れると判断して開発して製品ができるころには、そういう製品は溢れている。
だから、売れるか売れないかじゃなくて、人の役に立てるかどうか、だそうだ。
なるほど、と思った。
9.3000万のランボルギーニが買えるのは金持ちだからじゃない
植松さんとランボルギーニのツーショットを見せてくれたが、ちょっと笑った。
自分のじゃないんですけどね、ってw
このランボルギーニを買えるのは金持ちだから?いえいえ。
いくらお金があったって、作ってくれる人がいなかったら買えないのだ。
お金で買えるものは、誰か他人が提供するサービスにすぎない。
しかも、お金の価値は下がることもある。
では、どうすればいいか。本を読むことだ。頭の中はだれも取り上げられない。
本を読もう。
kindle unlimited、どうですか?w
10.便利なものを活用する
学校のテストでまったく勉強ができなかったそうです。
数学のテストは0点。
そんな人がいまや、ロケットを飛ばしている。
すばらしい。これこそ、勉強がすべてではない、と体言している。
重要なのは、教科書を暗記するんじゃなくて、活用することなんだと。
ロケット開発したい、と思って東大に入ったって、ロケット作れるわけじゃない。
三菱に就職したからってそれに携われるわけじゃない。
でも、そこに入らなければできないことなのか?
そんなことない、興味と好奇心で全部できてしまうんだ。そういわれている気がした。
最後に、思うは招く、という植松さんの母の言葉を再度紹介し、幕を閉じたのでした。
話し方がまずやさしい。
分かりやすく、そして、色々な経験をつんできたからこそ出てくる人間味、温かさがにじみ出てる人だなと思った。
いじめられることもあったそうだ。
でも、今や、色々な人や企業、国家機関まで植松さんのところを訪れるのだそうだ。
「どうせ無理」に負けない人になってほしい。
僕もそうなりたい。
今の社会は失敗を許されない環境になってきている。
隠蔽された欠陥が多大な事故を生んだり、大問題に陥っている。
そして企業の信頼を失墜させている。
誰もハッピーにならん。
もっと早くこういう人に出会いたかった。
そしてまだ遅くないとも思う。
植松さんのプレゼンは、感動して涙でる。
YoutubeでTEDxの様子が見れるのでもしよければ見るといいよ!
執筆もするようになったって。
国語の成績がよかったわけでもない。でも、本が書ける。
僕だって、考えてみれば、センターの現代国語、100点中30点だからな!
こんなくだらないブログもかけますよ!w
今度、植松さんの本もかって読んでみたいな。