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利尻山に挑戦した2021年夏だったが登頂できなかった

2021.8.8
いつものように夏休みは豊富で過ごす予定だったが、宿が連泊できなかった。
それならば、と思い前々から行ってみたかった利尻にいってみようじゃないか、と思い立ったのだ。
予約したときは調子よかったんだけど、7月くらいから悪化し始めてきて・・・行くときは結構しんどいなって思いながら。

あまり天気を気にしていなかったのだが、土曜日まではよかったらしい。というか、北海道全土で30度を超えるような天気。ここでこれだけ暑いのは初めてなのでは?
宿はシェアハウスみたいなところでドミトリーに泊まった。
その日に天気予報を見るともうずっと雨ですよ、という。
ただ明日はまだ何とかなるかも・・・?という根拠のない期待を胸に日曜日登ることにした。

当日、ふもとはギリギリ雨がふっていない程度の曇天。風はそこそこ吹いていて肌寒さもあるような天候。
まぁ持ちこたえてくれるだろうか、、、なんて思いながらいざ登山開始。


歩き始めは調子よく登れた。
最初の汗が一番かゆくなりそうな痛いような感じだが、それも慣れてくると滝汗のように流れ、気持ちよくなってくる。
普段の運動不足もあいまって心拍数はどんどん上がる。
ペースをあまり上げないようゆっくり上がる。

第1見晴台と呼ばれる6合目はそこそこふもとが見えた。
いい景色。はれたらめっちゃいいのになー。ほんとに。
風がびゅーびゅー吹いていて、若干雨もつよくなってきた。
ここで雨具装備。

そして7合目にして横殴りの雨。
ソロで怖くて、二人組のパーティーに話しかけた。このままいく?いかない?
まぁでもここまできて登らない、という選択肢は彼らにはあまりない様子。

8合目まで来たが、やはり雨。
その先から尾根伝いになり、晴れていれば山頂も望める立地だが・・・
雲の中で、嵐。
低いところにあった木々はなく、もう森林限界なので笹のような植物しかない。
もろに風と雨が来る・・・

やっとの思いで山小屋まで・・・
中で休憩しながら周りの様子をうかがいつつ、みんな降りるか登るか考えているようだった。
僕はもう体力の限界も感じていたし、これだけの雨風が強い中登る自信もなくなって降りることにした。
レインコートの外側は雨でびしゃびしゃなのはもちろんだが、汗で内側まで濡れてしまったし、そのまま登るのも寒い。
そもそもあまり防寒のことを考えていなかった。
こんな装備で大丈夫か?って聞かれたら「大丈夫だ、問題ない」とはいいがたい。

そんなこんなで下山開始。
8時半くらいだったかな。
ふもとに降りたのが11時くらい。
かなりダッシュでおりた感じする。。。
もういやだーーーーーって思いながら。
そしてふもとの温泉に入り、バスの時間までゴロゴロしてから宿へ戻りました。

そんな初の利尻登山でした。
3泊あればどこかいい日もあるだろう、とおもっていたけど、ずっと雨風が強い日が続いて、結局帰る日はフェリーが欠航して利尻に閉じ込められた状態。
まさかの4泊することになるとは・・・・
何かとハプニング続き・・・

なかなか大変な思いをしたけど、これもいい経験かなと思いました。
また機会をみて挑戦したい。
で、やはり登山は晴れた日にしたい、まじで。

うに丼は一応食べたけどあまり感動なく。
数年前に礼文で食べたうに丼のほうがおいしかったなー。
こんぶの佃煮がおいしかったです←

久しぶりの登山は四阿山

花粉の時期も終わり、初夏の陽気にもなりつつある今日この頃。
この時期を逃すと一気に気温も高くなって登山も辛くなる。
久しぶりに登山しようぜっていうお誘いがあったので行ってきた。
いつもの豊富温泉ワンゲル部のメンツで。

実をいうと、最近また調子が悪い。
5月の豊富から帰ってきた後はそこそこまぁまぁだったのが
やっぱり最近つらい。
僕のアトピーの原因はストレスなんだろうと思うんだけど、この時期辛いのは五月病のせいだろうか。
仕事面で部署も変わって、周りの同僚も変わって、仕事内容ももちろん変わって。
いろいろ思い詰めてしまうんだよね。

ま、そんなわけで、ちょっと辛い状態ではあるけど気分転換は大事だろうと思って参加。
どうせ家にいてじっとしてても、さらに思い詰めるだけだろうし。

今回の登山は百名山の一つ、四阿山(あずまやさん)
毎度のことながら全く自分で調べておらず、他力本願。
山と高原地図も、浅間山とおなじっしょ!と高を括っていたら、なんと志賀高原のほう。
やられたーって前日の夜中に準備してて気づく。遅いw

朝5時に群馬の藤岡に集合して、車で移動。
東京方面からの友達と合流。今回は僕含め3人。
僕の車に乗り換えて長野方面へ。
菅平高原にある牧場に車を止めて登山スタート。

当初の計画だと、土曜の夜に集合して車中泊してから日曜に登ることを考えていたけど
天気が雨っぽかったので、急遽土曜日に。
でも、晴天!っていうわけじゃなくて、結果的には小雨が降ったり止んだりの天気だったね。
今日は関東では30度以上の真夏日になる予報だったので、レインコートは持って行ったけど
あとは半そでのメリノウールとシャツしか持っていかなかった。
そしたら、現地ついた時、もう結構涼しい、というか寒いくらいだったw
山の天気は何が起こるかわからないから、何でもいいから長袖の服を持っていくべきだったかな。
結局レインコートずっと着てましたw

登山開始が7時15分くらいだったかな。
結構早めのスタートだと思う。いつも9時すぎてね?w
スタートが牧場なので、牛もいて、北海道を思い出したw

秩父の山だと杉の木がメインの森林の中を行く感じだけど
ここはちょっと雰囲気が違う。白い木が多い森を行く感じ。白樺かな。
つつじの時期らしく、赤とかオレンジの花がちらほら咲いていた。まだ満開ではなかったのは、まだまだ寒いということだろうね。
早起きしてるので眠気も少しあったけど、歩いていると少し目が覚めてくるね。

中四阿まで来ると、背の高い木はなくなって、ガレ場が多くなる。
少し晴れ間も。景色はいいね。

ここ1か月何も運動してない僕はちょっと体力に不安。
結構歩いているつもりでも、まだ全然登っていなかったり、看板のあと〇kmという表示をみて
うおーつれー!!って内心おもってたw

10時半くらいには四阿山に到着。
景色すごくよかった。ちょうどお山のてっぺんって感じで、まわり絶壁だもんw
足元すくむw

そして、次、隣の山の根子岳。
稜線沿いを行けるかと思いきや、がっつり下るw
それも、木の根っこやら石やらがゴロゴロしてるところを。
めっちゃ滑るし怖いし段差は高いし途中は雪があってゆく手を阻まれるし。
いやー、下りでこんなにつらいところ、今までなかったよ。難易度結構高い。
洗礼を受けた感じだね。
でも、これはこれで面白かった。

四阿山から下って、根子岳に登る前の、山と山のちょうど間のところは笹の草原になっていた。
まるで海外に来たようだ。まぁ、行ったことないけどw
登ってから来た道を振り返ると、なんかファンタジーでも出てきそうな光景が広がっていた。
この景色好きだわ。

ちょっとでも、このときふらふらしてた。
石の上に登れば絶景なんだけど、ちょっと足がすくんで、怖かった。

考えてみれば、朝ごはんは5時に食べて、それ以降あまり口にしていなかったから
ハンガーノック気味だったのかもしれない。
時、すでに11時半くらい。お腹も減るわ。
あともう少しだから・・・って我慢してたなー。
おにぎり一つでも食べればよかった。

そして、12時半ころ、2つ目の山頂、根子岳へ登頂!

途中、雨もパラパラしたけど、なんとか持ちこたえてくれて、お昼にありつけた。
ここで僕は新兵器を取り出す。
前からやりたかった山コーヒーを今回はできるように準備してきた。
いつもはドリップコーヒー(パックのやつ)を買ってきて淹れてたけど
今回はもっと本格的。豆から淹れるよ!!

豆をミルに入れて、ハンドルを回すことでがりがりして
粉になったコーヒーを、コーヒードリッパーにセットしたフィルターに入れて
お湯を少し注いで蒸してから、ゆっくり淹れる。
コーヒーのにおいが香ってすごくいい。

味もインスタントはもとより、ドリップよりも、断然うまい。
自分好みの豆だし、何より挽きたてだもんね。

友達二人にも淹れてあげたけど、結構好評だった。
お菓子とか欲しくなるねw
ご飯は作らなくても、コーヒーだけは今後も淹れていきたいね。

いつも通りゆっくりご飯して、13時半ころ下山開始。
めちゃくちゃ山頂は寒かったから、手がかじかんでたw
風もあって体感温度は10度を切っていたんじゃないかと思うほどに。

帰りはひたすら下る。
平坦な道は1か所しかなかったように思う。
石で滑りやすくてずれやすい道なので結構足にくる。
体力もなくなってきて、足元が適当になってきて、結構滑った。
一歩一歩丁寧に足を運べたらいいんだろうけど、なんせ久々なもので・・・
最初はよかったんだけどねw

そんなこんなで15時ちょっと前には無事下山しましたとさ。
帰りは早いね!w
膝にちょっと違和感を感じていたけど、まぁ何とかなりました。
あとは体力も、登りの時はちょっとくじけそうになってたけど、何とかなったw

家から出たくないなーとか寝てたいなーとか思うことが結構多くて
それが調子悪いとなおさら休日は休養したいって思っちゃうけど
今回は頑張ってきてみてよかったな。
すごくすっきりした。
一緒に行く友達ももちろん調子の浮き沈みはわかってくれているし
そういう理解ある人たちと色々おしゃべりしながら登るのも楽しい。
人生相談してもらってる。
景色も楽しめるし、いい空気吸って、がっつり運動して、いいリフレッシュができた。
こう思えるなら、今後も、調子悪くても動けるなら少しでも動いていこうと思うよ。
ありがとう。これからもよろしくお願いします。

(ちなみに、山でたばこ吸ってた人いたのはちょっとイラっとしてしまいました。せっかくいい空気なのになー。)